客室乗務員の職場での人間関係について

CA,GS合格請負人の上野博美です。

「客室乗務員って、先輩が怖いんでしょ?」

「女の世界だから、人間関係が大変そう」

そんな不安をお持ちの方は、多いのではないでしょうか?

 

今日は、

「客室乗務員の職場での人間関係について」

ご紹介します。

 

「先輩は、本当に怖いのか」

 

 

→はい、怖いです。(笑)

ただ、その怖い、というのが「意地悪」とか「特定の人にだけ

怖い」ということは、ほとんどありません。

(私も全ての客室乗務員の方にお話を聞いているわけではないため、

ほとんど、と言っていますが、私、そして卒業生に聞いても

「先輩は優しい」という人も決して少なくはないです)

その怖さは、「仕事に対する厳しさ」だと思っています。

そして、その厳しさは、全て「お客様のため」です。

一人の客室乗務員が、仕事ができないことで、最終的にはお客様に

ご迷惑をかけてしまうから、です。

だからこそ、先輩たちは厳しくなるんです。

仕事ができるようになれば、先輩方は安心して任せて下さいますし、

遠慮せずにお客様にとって良いと思うことは、どんどんやって下さい、と

言われましたし、現在も言われるそうです。

そう、

先輩方は全て「お客様のために」と考えて、後輩を指導し、仕事をしているのです。

あなたに恨みはありません。

 

でも、私は最初先輩方との人間関係を構築していくことが、とても難しいと

感じていました。

* 毎日初対面の先輩方

* キャリアも年齢もバラバラ

* 厳しい顔つきの先輩もいる(本当は優しかったりするのですが)

* 仕事が始まる1時間くらいの間には、先輩方と良く会話して、

  ある程度人間関係を作る必要がある

新人時代は、先輩方に何を話しをすればいいのか、さえわからず、

「どうぞ、優しい先輩でありますように」と祈っている日々でした。

しかし、そんな「祈りごと」ばかりしていても、全く進歩はありません。

そこで私は、「リサーチ」を始めました。

同期に「この先輩知っている?」と、自分が乗務する予定の先輩のことを

聞いて回ったのです。

* どんな話しをしたのか

* 先輩の趣味は何か

* 怖い人かどうか(ここ重要)

* 彼氏はいるのか(ここも重要)

など、とにかく同期が知っている情報は全て教えてもらっていました。

そうすることで、少し余裕が持てたからです。

例えば先輩の趣味が「スキー」だと聞いたとすると、

寒い日には、

「今日は寒いですねー、こんなときスキーに行ったらいいのでしょうけど、

私行ったことないんですよ」

というように、こちらから話題を振るのです。

そうすると

「あら、行ったことないの?」と返してくださり、そこから先輩の

スキー話が始まります。

このように、リサーチすることが、初対面の先輩方とのコミュニケーションに

大いに役立ちました。

それでも、私がどうしても苦手な先輩がいました。

挨拶をしても返事がない、のです。

こちらを見てくださっているのに、返事はしないのです。

「私、何か悪いことしたのかな」

とすごく不安になりましたが、よく見ていると、他の後輩たちには

みんな挨拶を返さないのです。

でも、この方の先輩やキャプテンたちには、満面の笑みで挨拶をしているのです!!

こんな人、いませんか?

そこで、私はこの先輩から怒られたくない、と思って一生懸命仕事をしました。

好きな、尊敬できる人から怒られることは、なんでもありませんが、

あまり尊敬できない人から怒られることは避けたい、と思ったからです。

それでも、新人時代ゆえ、仕事が遅く

と、私が仕事をしようとすると、

「○○は、OKです」

と、私の仕事を全て終えてしまっていて、

「あ、申し訳ございません」というしかないことも、しばしばありました。

そして、仕事終わりのブリーフィング時には「もう少し仕事のスピードを上げて

下さい」と言われることもありました。

はっきり言って、いやでした。

やめたい、と思ったこともあります。

でも、冷静に考えてみれば、私は仕事はできないかもしれないけど、

何も悪いことはしていない。

どちらかというと、挨拶さえしない、この先輩の方が悪い。

それなのに、私が辞める必要はない、と思ったのです。

そこで私は考えました。

「この先輩から怒られることを、絶対に無くしてやる」

と。。。(元来の負けず嫌いが、むくむくと起き上がりました(笑))

 

まず、私が仕事のスピードを上げる

そして、この先輩の仕事まで私がやる

さらに、この先輩には大変な仕事はさせない

そう決めました。

この先輩がキャビンに出ている時に、私はこの方の仕事まで終わらせる。

自分の仕事もありますから、大変ですが、嫌なことを言われるくらいなら、

さっさとやってしまった方がいい。

そう考えて、仕事をしました。

ラバトリーチェック、という、お手洗いの清掃兼チェックがあるのですが、

この仕事も先輩には絶対にさせない。

「 ○○さん、大丈夫です。私がやります」と言って、汚れ仕事は私がやって、

先輩を先輩として立てるのです。

先輩が、キャビンから戻ってきて、ご自分の担当の仕事をしようとした時に、

「○○は、OKです」

という、快感。

私がそう言った時の、先輩の反応。

「え、あ、そう」

という言葉だけで、「ありがとう」はなかったですが、私は、十分でした。

そして、「よく気がついてくださり、仕事をしていました」

と初めて褒められた時、やったーと思いました。

その後、なんと、その方が挨拶を返してくれるようになったんです!!

仕事ができるようになった私には、ちゃんと挨拶をしてくれました。

でも、その時にはその先輩のことが、「嫌い」ではなく、

「気にならない」存在になっていました。

だって、もう怒られることはないわけですし、仕事上この方と

うまくやっていくことはできるからです。

職場は、友達同士ではありません。

仕事を通じて、仕事に支障がないくらいにコミュニケーションが取れていればいいのです。

「嫌い」から「好き」になる必要はありません。

「嫌い」から「気にならない、でも仕事にも支障はない」くらいになればいいのです。

でも、この先輩に感謝していることがあります。

それは、

「嫌いな先輩がいてくれたからこそ、私は早く仕事ができるようになって、

怒られないようにしよう」と思わせてくれたことです。

ぬるま湯に浸かっていても、人は成長しません。

厳しい人、怖い人、がいるからこそ、ピリッとした緊張感があり、

そして、「早く一人前になろう」と思う新人が出てくるのではないでしょうか

そのような役割をしてくださった(本人はその意識はないと思いますが)ことに

感謝です。

もう1つは、

「気難しそうなお客様がいらしても、怖いと思わなくなった」

ことです。

お客様にも、怖い雰囲気の方はいらっしゃいます。

しかし、この先輩のおかげで私は、「どんな人でも、必ず何か入っていける

隙間がある」と学習したのだと思います。

「先輩は練習台」

この言葉を私はいつも自分に言い聞かせていました。

「接客のプロ」になるなら、まず苦手な先輩から克服しよう、

と思ったのです。

世の中には、本当に様々な人がいます。

そのどんなタイプの人にお会いしても、そのお客様に合わせて、

そのお客様の懐に入っていくことができたら、接客のプロに近づくことが

できるかもしれない、と思っていたのだと思います。

もちろん、先輩方からすれば、まだまだ私はひよっこだったと思いますが、

そのおかげで苦手な先輩は、本当にいなくなりました。

一人一人「攻略して行った」感じがします。

嫌いな人がいても、諦める必要はありませんし、

そのために仕事を辞める必要はありません。

辞めるのはいつでも辞められます。

やれることをやってからでも、遅くはありません。

もし、いま人間関係で悩んでいる方がいらしたら、この私の経験が

何かの形でお役に立てると嬉しいです。

CA, GS合格請負人

上野 博美

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