今でも忘れられない、先輩の名言

CA,GS合格請負人の上野博美です。

私は、ラッキーなことに、本当に素晴らしい先輩方に恵まれた

客室乗務員時代を過ごすことができました。

周りには、尊敬、憧れの対象となる先輩方ばかりでした。

美しく

仕事ができ

人間的に大きい

そんな方々です。

少しでも先輩たちに追いつきたい、という一心で仕事をしてきました。

その先輩方に言われた「名言」は数多くありますが、その中でも

新人だった私に、勇気を与えてくださった言葉をご紹介します。

今でも忘れられない、先輩の名言

私がまだ新人1年目の頃のことです。

一番下のポジションで仕事中、先輩と隣同士のアテンダントシート

(客室乗務員が座るシート)に座っていた時のことです。

その先輩は、宝塚のようにボーイッシュなタイプの、仕事ができる、

プロ意識の強く、自分をしっかりと持っている、

厳しいけど優しい、大好きな先輩でした。

他の後輩たちからも、大変慕われていた方でした。

その大好きな、尊敬する先輩と一緒のフライトだったため、

まだまだわからないことが多くある私は、先輩に立て続けに

質問をしていました。

その質問にも、一つ一つ丁寧に答えて教えてくださっていました。

ただ、丸投げ質問(どうしたらいいですか?と全てを教えてほしいと

いうような質問)には、「自分でまず考えてから質問しなさい」

と言われたりもしました。

それでも、かなり私の質問が多く、仕事の合間に答えてくださる先輩に

「申し訳ないな」という気持ちを持ったのです。

そこで私は言いました。

「私、さっきから質問しすぎですよね?わからないことは、なんでも

聞いてしまって申し訳ありません」

と言ったのです。

すると、その先輩は言いました。

「いいのよ。わからないことは聞いて。

私たち先輩は、あなたのように

「出てくる杭は、出過ぎていたら

打つことはできる。

でも、出てこない杭は引き出すことはできないのよ。

だから、わからないことはなんでも聞きなさい。

やりすぎの時は、ちゃんというから心配しないで」

私は、「はい!!ありがとうございます!

出過ぎた時は言ってください!」

と言って、さらにわからないことは質問を続けました。

今思えば、大ベテランの教官クラスの方にこのように

言っていただけたことは、本当に心強く、さらにこんな

先輩がいるから、その後ろ姿を追っていけば大丈夫だ、と思える一言でした。

私が、こうして今度は航空業界で働く人たちを育てていることが

できるのも、このような先輩方が業務の一環として、また時には

プライベートでも私たちを育ててくださったからだと、心から思います。

一人で大きくなった気になってはいけない。

いつも、そう思うのです。

それ以降も、その先輩とのフライトの時には、この言葉に甘え、

いろんなことを質問して教えていただきました。

ステイでご一緒の時には、お酒がとても強い先輩横で、

「あなた見掛け倒しね」と、見た目と違ってお酒に弱い私のことを

笑いながら、でも仕事の話はほとんどしないけど、その先輩の懐の大きさに

すっかり甘えさせていただいていました。

私が退職後も、時々集まりに呼んでいただき、客室乗務員の仕事を

真っ直ぐに続けていらっしゃる先輩に、ずっと憧れていました。

しかし、ある時後輩から

「先輩が亡くなった」

という知らせを受けたのです。

全く信じられず、

とにかくお通夜に行かなければ、と思い駆けつけました。

そこには、先輩の笑顔の遺影と、多くの当時の先輩や後輩が

目を真っ赤にしながら集まっていました。

闘病生活の話

ギリギリまで仕事をされていたこと

を全く知らなかった私は、呆然とするばかりでした。

細かった体がさらに小さくなっていたのをみた時、

「私は、先輩にもらうだけもらって、何もお返しが

できていない」

と、号泣しました。

残された先輩のお母様と妹さんにご挨拶をする際も、

「私は、本当に先輩にお世話になりっぱなしで、

でも何もお返しができていなくて、申し訳ありません」と

泣きながらいうのが精一杯でした。

現在も現役を続けている、成田ベースで仕事中の後輩たちも、

先輩の地元である福岡まで、飛んで帰ってきていました。

「だって、○○さんのお通夜にこないわけには行かない。

いっぱいお世話になったから」

みんなそう言っていました。

先輩は、本当に多くの後輩たちを育てて、旅立って行かれました。

私は、今でも先輩には何もお返しはできていないと思っています。

でも、先輩が最後まで一生懸命に働いていた航空業界に、良い人材を

一人でも多く送り出すことができれば、それは先輩も喜んでくださるのではないか、

少しでも認めてくださるのではないか、と心のどこかで思っているのだと思います。

先輩のような名言が言えているのかは、分かりませんが、

私が先輩からいただいたものを、次世代にバトンタッチ

していくことは、これからも続けていきたいと思っています。

これを読んでくださっている皆さんに、言いたいです。

「出る杭になりなさい」

「出ない杭は、誰も引き出してくれない」

そう思って、あなたが信頼する人に、なんでも聞いてください、と。

私も

「質問はありません」

という生徒さんを怒ります。

「質問がないわけがない。あなたは今私が言ったことが、全て

いますぐにできるんですか」

と聞きます。

できないことをそのままにしない。

それが、その人の成長につながり、それがお客様のためになり、

そして会社のためになる。

私は、今でもそう信じて今日も生徒さんたちを教えていきます。

最後に。 

○○さん、本当にありがとうございました。

今でもあなたのことは、時々思い出しています。

そして今でも、あの言葉を私は生徒さんたちに伝え続けています。

これからも頑張りますので、見守っていてください。

 CA,GS合格請負人

上野 博美

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