私は一番苦手な先輩を、こうして乗り越えました

CA、GS合格請負人の上野博美です。

「あなたには苦手な先輩、上司がいますか」

この質問に「いいえ」と答える方は、とても

恵まれているし、幸せだと思います。

または、この方自信が人間関係をうまくやっていくコツを

持っているのかもしれません。

しかし、ほとんどの人は「1人くらいは苦手な人がいる」と

いうのが、本当のところだと思います。

友達なら、友達関係を止めればいい。

でも、仕事で、職場が一緒で、逃げられない、と

いう状況だったら、悩むと思います。

かと言って退職するわけにもいきません。

(退職している人もいると思いますが)

私は、「私は悪くないのに、私がやめるなんてもったいない」

と思っていたので、どうしたらいいのかいつも考えていました。

私が一番苦手だった先輩

最初にこの先輩と同じフライトになったとき、

ブリーフィング前にご挨拶い行ったのですが、

こちらをみたのにも関わらず、無言、つまり挨拶を

してくださいませんでした。

「聞こえなかったのかな」

と思い、もう一度ご挨拶をしたのですが、

チラッとこちらをみて終わり。

私は何か悪いことをしたのかな、と思ったのですが、

心当たりがなく、不安なまま仕事をしていました。

私は当時新人時代で、仕事が遅く、他の先輩方にも

注意をされていました。

そしてこの先輩は、私がギャレー(機内の作業台)に

戻って自分のやるべき仕事をしようとすると

「○○はOKです」

と言って、私の本来やるべき仕事を終わっているのです。

私は先輩にやってもらったと思って、

「申し訳ございません。ありがとうございました」

というのが精一杯でした。

仕事終了後のブリーフィングでは、

「もう少し仕事をスピードアップしてください」

と注意を受けました。

「もう2度と同じ仕事でなければいいな」と思っていました。

2回目のフライト

後日再度同じフライトになりました。

「嫌だな」

と思いましたが、もちろん避けることなんてできません。

挨拶をしましたが、やはり挨拶は返ってきません。

ところがその後この先輩よりもさらに先輩を見つけると

「おはようございます!」と満面の笑みで挨拶をしているでは

ないですか!!

その後キャプテンにも、満面の笑み。

私には一切なかった挨拶と笑顔でした。

「そういう人なんだ・・・」

自分より先輩には媚びるくらいだけど、

後輩は無視。

はっきり言って、人間としては尊敬できません。

でもこんな人に負けてしまって私が退職したら、

なんともったいない。

私は悪くない。

この人が悪いのだから、私にはやめる理由がない。

そう思いました。

そのときふと思い出しました。

訓練時代に教官が言った言葉。

「あなたたちが一人前になって先輩たちと

仕事をするようになったら、いろんな先輩がいるでしょう。

先輩のことは立てる必要がありますが、先輩で仕事が

できない人がいたら、遠慮はいりません。

先輩を仕事で追い抜いてください」

そう言われたんです。

びっくりしました。

先輩たちは自分たちよりもずっと仕事ができると

思っていましたし、実際にそうでした。

でも、このとき教官の言葉が浮かんできたのは、

この意地悪な先輩が、確かに当時の私よりも仕事は

できましたが、驚くほどできる人ではない、と

思っていたからです。

「この人と友達になるのではない。

この人は仕事上の仲間だから、仕事で私が文句を

言われないくらいにできれば、嫌なことを言われることは

ない。

私が尊敬している人から、怒られるのはむしろありがたい

けど、私が尊敬できない人から、怒られるのは絶対に

嫌だ」

そう思ったのです。

そこから、私はこの先輩よりももっと早く、もっと

気づいて、お手洗いチェックなど、汚れる仕事は

絶対に私がやると決め、仕事のスピードをあげ、

ミスをなくし、先輩がギャレーに戻ってくる頃には

全ての仕事を終わらせ、

「○○はOKです」

とニッコリ笑っていうようにしました。

(完全に仕返しです笑)

すると、仕事終了後「今日はよく気づいてヘルプしてくれました」

と褒めていただきました。

3回目のフライト

さらに、次にフライトが一緒だったとき、いつものように

挨拶に行ったところ、

「おはよう」

とぼそっと挨拶するではないですか!!!

「おー挨拶した!!!」

と心の中で思いました。

そこから、私はこの先輩のことを決して好きには

なりませんが、

「気にならない人」

になりました。

だって、もうこの先輩から仕事のことで

文句を言われることがなくなったのですから、

プライベートで遊びに行くこともない。

だったら、「先輩として気を遣うが、気にする必要がない人」

になったのです。

気にならなくなって思ったこと

「嫌な先輩がいたから、私は文句を言われたくない一心で、

仕事を一生懸命頑張った、だから私は仕事ができるように

なったのかもしれない。

もし、全員が優しい先輩だったら私はいつまで経っても

仕事ができるようになっていなかったかもしれない。

嫌いな先輩って必要なんだ」

と思ったのを覚えています。

私はこの先輩のせいで、退職することもなく、

おまけに仕事もできるようになった。

感謝はしていませんが、必要な存在だったのかも

しれません。

もちろん、私のように「負けず嫌い」の気持ちが

あまりない人は、こんな対応はできないかもしれません。

でも、客室乗務員の世界は、このくらいタフでないと

やってはいけないと今でも思っています。

教官の凄さ

それにしても、教官はさすが、です。

私たちが一人前になった後、考えることを先読みしたかの

ような言葉を、ちゃんと言ってくださっていたのですから・・・

「先輩は仕事で追い抜いていい」

名言だと思います。

その後自分が先輩になったとき、後輩に抜かれないように、と

いつも思っていました。

あなたの参考になれば嬉しいです。

CA、GS合格請負人

上野 博美

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