プロフェッショナルな客室乗務員たち

「プロフェッショナルな客室乗務員たち」

 

 

 

エアラインスクール未来塾の上野博美です。

このブログを読んでくださっている方々は、

客室乗務員になりたい、グランドスタッフになりたい、

と思ってる方々だと思います。

 

皆さんの最大の目的は、「合格すること」。

それは、十分にわかっているつもりです。

 

それを常に念頭に置いて、このブログを毎日書いています。

ただ、私は生徒さんたちには、さらにその先の

「素晴らしい客室乗務員、グランドスタッフ」になってほしいと

思っています。

さすが、プロだと思われる人になってほしいと思いますし、

実際に「さすがだな」と思う卒業生達もたくさんいます。

では、一体どんな人たちが「プロフェッショナル」なのか。

私が実際に乗った機内で遭遇した、プロフェッショナルな

客室乗務員の人達をご紹介します。

プロフェッショナル客室乗務員とは

ANAグループのANAウイングスに乗った時のことです。

同じ会社ばかりに乗っていても、勉強にならないので、

できれば違う航空会社に乗りたいと思っています。

 

いつもとターミナルが違う。

売店も違う。

好奇心が刺激されます。

この時、すでにコロナにより運休しているフライトが

増えていましたが、お客様はボーイング737

150人くらい乗りの飛行機が8割程度埋まっていました。

実は私はANAウイングスに乗ると、感動することが多いようです。

 

以前

福岡⇨成田

で隣のアラブ系のお客様の赤ちゃんが発熱。

それを英語で会話をしながら、冷たいシートを

額に貼り、荒に予備まで渡し、しっかりとケアしている姿をみて、

感動したことがあります。

25歳くらいの客室乗務員の方でした。

 

そしてこの時も、若い人がその仕事に一生懸命で

プロとしてできることをしっかりやっている、

その姿に感動しました。

私も経験があるからこそ、その気持ちもわかり、涙が出ました。

そんなフライト体験をお伝えします。

 

「プロフェッショナルな客室乗務員たち」

「機内の状況」

私は後方座席に着席。

搭乗率は70%程。

客室乗務員は全員マスク着用。

搭乗直後から、ずっと大泣きしているお子さんがいました。

搭乗中に客室乗務員が後方座席に移動させていましたが、

一向に泣き止みません。

客室乗務員の方は、何度もお母様に声をかけ、

お手伝いをしていましたが、着陸間際まで泣き続けていました。

 

このフライトは、コロナにより、飲み物サービスと

機内販売はない、と言う旨のアナウンスをして、

少々残念な気持ちになりました。

機内誌や機内販売カタログも、シートポケットには置いて

ありません。全てコロナウイルス対策だそうです。

さらにお天気が悪く、ずっと揺れている状況でした。

 

「変化」

着陸まで30分ほどの時点で、私の二列前のお客様に

客室乗務員が一生懸命話している様子が見えました。

「どうしたんだろう」

と思っていると、窓側と真ん中の席のお客様が、

前方に座席移動をしていました。

 

「何かあったのかな」

と思ってみていると、残った通路側のお客様に、

エチケット袋を持った客室乗務員が一生懸命語りかけています。

「あ、お客様が具合が悪いんだ」

とわかりました。

 

二名の客室乗務員が、手際良く

状況を確認し、様子を見て

空席になった三席の肘掛を上げて、お客様に横になっていただいて

いました。

その時も揺れは割と激しく、それでもキビキビと後方担当の

客室乗務員2名は、手分けして動きます。

ペットボトルの水を持ってきたり、おしぼりを持ってきたり、

ブランケットをかけたり、後ろからみていた私には客室乗務員の

方の横顔が、本当にお客様を心配していて、この仕事に

「心を尽くして、他のことは一切考えていない真剣さ」が

伝わってきました。

この姿をみて、すでに私は涙目でした。

 

その一生懸命さ

そのプロ意識

自分のことよりお客様の事を思う気持ち

仕事に尽くす気持ち

それらが伝わってきた事と、自分が現役だった時のことを

思い出したからかもしれません。

チームプレイ

さらに前方からチーフ客室乗務員がやってきて、

二名の客室乗務員から様子を聞き、二人に具合の悪いお客様の

すぐ近くの席に座って様子を見るよう指示を出したようでした。

(すぐそばに空席があった事、揺れは続いていた事、

お客様から目を離さない事の全てを考慮した的確な判断です。

チーフはこの判断ができることが絶対に必要なのです。

さすが、です)

 

お客様のケアで動けない客室乗務員から直接報告を聞くため、

揺れの中自ら後方に行き、状況把握していたこととその

タイミングが絶妙で、心から感心しました。

 

前方から後方の客室乗務員の動きを見ていて、かつ揺れ具合、

を見ながら、いつ動くのか、を的確に判断してのタイミング

だったと思います。

 

これより早くても、まだ後方の客室乗務員がお客様対応中であり、

これより遅ければ降下準備に入るため、後方に行って確認する

ことは出来なかったでしょう。

着陸態勢へ

着陸態勢に入った時、客室乗務員が上の棚から荷物を下ろし、

先程座席移動をしてもらったお客様の所に持っていきます。

きっと座席移動のお礼も言った事でしょう。

座席移動していただいたお客様のことも、

そのお荷物のことも気づき、声をかけ、着陸前にできることを

やる、その素晴らしさ。さすが、です。

 

そして着陸。

降機時

お客様の降機が始まった際、後方から「失礼いたします」

と通路を通って、客室乗務員が、具合の悪いお客様の所に

おしぼりをいっぱい持って様子を見に行くのです。

 

そして、話しかけ、上の荷物もとても丁寧におろし、

1番最後に降りることになるであろうお客様を見守ります。

その間に、周りのお客様にお礼を言っています。

 

きっと具合の悪いお客様のケアをしていた時に、

少々バタバタしたことへのお詫びとお礼なのだろうと

思いました。

 

そして降りていく私達にも

「ありがとうございました」

と、ご挨拶しています。

 

私は思わず「お疲れ様でした」

と目を見て言うと「ありがとうございます」

と、ちゃんと意味を分かってくれました。

 

客室乗務員は、担当ポジションがあり、前方のエントランスに

いるチーフはそこを動くことができないため、

後方の責任者である客室乗務員信頼し、任せ、チーフはチーフの

仕事しています。

 

その集大成が、私が飛行機を降りた際に分かりました。

チームANAの力

降りた出口の所に、グランドスタッフの人が、車椅子を

用意しているのです。

当然この具合の悪いお客様のために用意されているのだと、

わかりました。

チーフはこのお客様の様子を確認に来た際、到着空港で、

車椅子が必要だと判断し、キャプテンに報告し、

地上への連絡で車椅子の準備ができていたのです‼️

 

「さすが、チームANA

です。

 

これこそが、チームワーク。

このような人達が、エアラインで働いているのです。

 

飛行機を降りるお客様の事を、この客室乗務員が付き添って

行くでしょう。

チーフとこの客室乗務員は、その続きのケアをお願いするため

グランドスタッフに引き継ぎをするでしょう。

客室乗務員、キャプテン、パイロット、グランドスタッフ

全員が一人のお客様のためにここまで一生懸命になれる、、、

日本の航空会社は世界に誇れると改めて思いました。

この日の客室乗務員の皆さん

おそらく今回の客室乗務員の方々の平均年齢は、28歳くらいです。

チーフは30過ぎだと思いましたが、この若さで、

そして今日初仕事をする人たちもいただろう、

毎日一緒に仕事をするメンバーが変わるという環境の下、

このチームワークが発揮されているのです。

このようなことが可能になるのは、

一人一人が適性を持った素晴らしい人材であり、

それを採用する人事担当者、その後教育をする教官達、

そして一人前になった客室乗務員達を日々厳しくも温かく

育てていく先輩達。

これが全て揃って初めて、素晴らしい客室乗務員が誕生します。

 

もちろんどんなに大変な時でも、お客様のために一生懸命に

なりたいと思う素質を持った客室乗務員が、途中でやめず、

諦めず、頑張るからです。

 

私もそうして会社と先輩に育てて頂きました。

途中で諦めたりやめたりしなくて、本当に良かったと

思っています。

この話を、一番に伝えた人

そしてこの話を、一番辛かった客室乗務員訓練時代を一緒に

乗り越えた同期に、LINEで知らせた事は、きっとこの気持ちを

1番分かってくれると思ったからです。

同期たちはすぐに反応をしてくれました。

私の拙い文章でこの素晴らしさが伝わるのか、心配でしたが、

みんなわかってくれ、私自身がこれを書きながら涙ぐんで

いました。

感動の涙です。

 

良い仕事を見せていただいたからです。

 

プロフェッショナルとは、常に最善を尽くすのは当たり前。

 

その瞬間に、ベストな仕事ができるために、

日頃からスキルを磨き、と知識を身につけ、

チームワークを醸成しておく。

これらが準備できていて初めて、プロフェッショナルな仕事と

なる。

それを改めて教えて頂きました。

ANAウイングス、素晴らしい航空会社です。

 

プロとは?

仕事とは?

一生懸命とは?

それを見せていただき、私自身も身が引き締まりました!

本当にありがとうございます!

この現場を見ることができて幸せでした。

 

また、搭乗できる日を楽しみにしています。

 

エアラインスクール未来塾

上野 博美

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